『中国語新幹線』は日本の大学生を対象として、日本人の学習者の学習スタイル、及び日本国内の大学の学期と授業科目の開設状況に対応して製作されたものです。日本の大学における中国語学習の教材としてはもとより、短期留学先での集中講義にもお使いいただけます。本シリーズには初級表現、中級表現、商務表現、中日現代事情という四つの部分があり、どちらも上、下二冊からなっています。 

本文：日本の学校生活などを題材とし、中国文化の紹介を取り入れました。文の規範性に拘  
り、また新しい表現を繰り返し使用するようにしました。  

文法：日本人の学習者の中国語学習の難点を解決する手助けができるように、日中両言語の比  
較に力を入れると共に、説明が簡単で明瞭であるように努めました。  

練習：中国語学習において、日本人の学習者が抱えている共通した問題点を解決するため  
に、言葉の並べ替え練習や、類似語の使い分け練習などを重点的に取り入れました。  
またHSK試験問題の出題方式に倣って練習問題を作りました。

馮　富榮が天津の出身で、1956年５月に生まれました。1982年に天津外国語学院の日本語学部を卒業し、1995年に日本名古屋大学大学院で教育心理学の博士号を取得しました。1997年より日本愛知淑徳大学で教鞭を取ることになり、現在に至っております。職務は教授で、博士指導教官です。 2000年より、オリジナルe-Learning中国語教育に関する研究に取り組んできました。この間、外国人向けの中国語教材を14冊完成させると共に、すべての教材に対して学習ソフトを開発し、すべてe-Learningによる中国語教育を実現させました。その中の『中国語作文』という教材は、日本私立大学情報教育学会より2005年度の三等賞を受賞しました。 《多媒体HSK（基础）模拟考试试题集》（北京语言大学出版社，2006年3月）などの著書があります